みなさん、こんにちは。今日は写真が多いです。そして無駄に長いです。
お時間のあるときに、ぜひご覧ください。(頑張ったから!)
昨日の宣言通り、金比羅宮を目指します。
金比羅宮の本宮までは、階段を785段登ります。
でもずっと階段というわけではなくて・・・
何度も何度も油断させられるよ。
あっ、なんか大きな建物が見える~(ゴール?)と思って頑張って歩くも・・・。
旭社(あさひしゃ)。わ~ん、本宮じゃな~い。
金刀比羅宮は神仏習合により真言宗の象頭山松尾寺金光院となり、象頭山金毘羅大権現と呼ばれた。明治維新の際に神仏分離・廃仏毀釈が実施されて、神社本庁包括に属する別表神社、宗教法人金刀比羅本教の総本部となった[1]。全国にある金刀比羅神社、琴平神社あるいは金比羅神社の総本宮である。 ※ウィキペディアより引用
つまり金比羅宮はもともとは松尾寺金光院というお寺だったのですが、明治時代に仏教を廃止する動きが出て、金比羅神社の総本宮に変わったものなんですって。※諸説あり
旭社は、その神仏分離以前の松尾寺の金堂なので、建物がとても立派です。
森の石松さん(清水次郎長の子分)は旭社を本宮と勘違いして、本宮まで行かずに帰ってしまったという逸話があるそうです。 あはは、ドジっ子。面白い話ですね~。
さて、私達は本宮を目指してさらに階段を上がりますよ~。
なぜかきーくんが最後の階段で謎の階段走を披露して、本宮前で気分が悪くなるというね・・・(残念な子)。
良い子は真夏の金比羅宮を走って上がっちゃダメだぞ!
塩飴とお茶を渡して、しばらく涼しい所で休憩したら何とか回復しました。暑い日は下でポカリを買ってから登りましょう。(上は飲み物の値段が下よりもちょっと高くなるよ~)
私の膝も今回は傷むことなく登れました。(伊勢神宮のときは膝がえらいことになったのだ。)
金刀比羅宮 - |
金比羅宮の本宮には、大物主命(おおものぬしのみこと)と崇徳天皇(すとくてんのう)が祀られ、漁師、船員など海事関係者に海上交通の守り神として信仰されています。
1163年に崇徳天皇が象頭山松尾寺金光院に籠もって祈願。1165年に讃岐国に流されたままお亡くなりになった崇徳天皇を象頭山松尾寺金光院に合わせてお祀りしたそうです。
実は戦国時代、金比羅宮は非常に荒れており、見兼ねた金剛坊宥盛(こんごうぼうゆうせい)という方が信仰を広めて境内を整備したんだって。
この宥盛さんが参拝の土産物として○に金の印を入れたうちわを作ることを思いついたとあります。ほぉ~。
だから現在、金比羅宮本宮で販売されている「幸福の黄色いお守り」には、○に金の印が入っているわけですね。歴史を知るとなお面白い。
ところで本宮の境内に「こんぴら狗(いぬ)の開運みくじ」というのがありますが、こんぴら狗ってなに?
袋には飼い主を記した木札とお賽銭、道中の食費などが入っており、犬は旅人から旅人へと連れられて人々に世話をされて目的地にたどり着いた。これがこんぴら狗(いぬ)です。
今みたいに飛行機だの電車だの車はない時代ですからね、自分の変わりに犬に参拝してもらうという発想が面白いと思いません?
讃岐富士も見えたし!さて、行きますか!
実は本宮のさらに上に奥社と呼ばれる「厳魂神社(いづたまじんじゃ)」があります。
戦国時代に荒廃した金比羅山を整備した、金剛坊宥盛(慶長18年1月6日没)を明治時代に入ってから厳魂彦命として祀ったのだそうです。金比羅宮の功労者ですからね~!
一番下から数えると1368段・・・、いや、もう無理!
厳魂神社で販売されている「天狗御守(てんぐおまもり)」
これは宥盛さんが「死して永く当山を守護せん」と言い残して天狗となって忽然と姿を消したと伝えられているからだそうです。
知れば知るほど面白い、金比羅宮。
ちなみに金比羅と金毘羅はどちらも「こんぴら」と読みます。
漢字が違いますが、この2つの明確な違いや使い分けが分かりません。地名は琴平と書いて「ことひら」だし。検索していると非常に混乱します。
金比羅(金毘羅)とはガンジス川の鰐(わに)が神格化されて仏教の守護神となったもの。魚身で蛇へびの形をし、尾に宝玉を持つ。十二神将のうちの宮毘羅(くびら)にあたる。日本では大物主神(おおものぬしのかみ)の垂迹(すいじやく)として金毘羅大権現といい、海上の守護神として広く民間に信仰される。
※垂迹とは、仏の仮の姿。
ダメだ、検索が終わりません。キリがないので終了!!
金比羅宮の参道でソフトクリームを食べるんだ~!!
かまたまソフト
見た目がうどんに見えるように工夫されていますが、ソフトクリームです。
きーくんとまーさんの感想はね~、「うん、ネギだね!」でした。ネギだねって、どんな感想よ?
気になる方はぜひお試しあれ!
私達は、和三盆のおいりソフト。
和三盆もおいりも、どちらも香川県の味なんですね~。甘くて美味しかったです。そして何よりかわいい♥
・おいり:直径 1cm ほどの玉状で、色は桃色、緑、白、空色、紫、オレンジなど様々。外は薄い殻のような食感で、中は空洞で口に入れるとすぐに溶ける。一般的なひなあられの風味に似ており、甘さは控えめ。香川県では結婚式の引き出物などに用いられる。
・和三盆:香川県や徳島県で伝統的に生産されている砂糖の一種である。盆の上で砂糖を三度「研ぐ」」という日本で工夫された独自の精糖工程から来たもので、高級砂糖を意味する。
灸まんも香川県では有名なお菓子です。
金陵の郷では、伝統的なお酒作りのことがわかります。売店で日本酒を買うことも出来ます。
そうだ、香川県では絶対に外せないもの。やっぱりこれですよね~。
さっき「灸まん(甘いもの)は食べられない」って言ったのに。
本場の讃岐うどん、コシが強くて食べごたえがあって美味しかったです。
あとね、かわいい雑貨屋に入りましたら・・・これ。見た瞬間にハートを撃ち抜かれましたよね。
うどん柄って、なんですかww
(おまけ話)
讃岐うどんのお店で、ちょっとしたハプニングがありましてね~。
我が家の分でちょうどうどんが切れちゃって、「これから茹でるから、後ろの人は10分ほど待ってくださいね~」と。
すると、突然現れた1人のマダムがこう言います。
私達の前に入ったの。
これがOKなら、どんな時でも入れちゃいますよね~。
私達がマダムの後ろに並んでから「ちょっとお手洗いに行ってもいいかしら?」「どうぞ」というくだりがあれば良かったんですが、そんなのは無い。
う~ん、どうするかな~と、ちょっと考えたんですが・・・。
後ろのお子さん連れの方に先に行ってもらうことにしました。
私達は特に急いでいなかったし、10分なら余裕で待てます。
そんなわけで美味しいうどんを気持ち良くいただく事ができました。
おじさん、ありがとう!ご馳走様でした。
金比羅宮参拝の最後の思い出が「見知らぬマダムとのケンカ」という嫌な思い出で終わりたくなかったの。
引くことが正義ではないのかもしれないけど、自分たちのために今回は引いて良かったと思っています。
しかし、世の中にはいろんな人がいるな~と思う出来事でした。