としごと・しごとと

子宮内膜増殖症と生理不順・ルナベルとミレーナで治療をやってみた感想

こんにちは、今日は意味深なタイトルですね。バレンタインなのに。

婦人科の話なので、苦手な方はまた明日いらしてくださいませ。

 

しかし若い女性や奥様がいらっしゃる男性にも全く無関係ではないので、そうなんだ~という軽い感じでご覧いただければな~と思います。

完全にフラグが立ちました。ええ。

でも生理が重いだけで生理不順というわけでは無かったので、20代後半で妊娠・出産しました。

30代半ばになると、生理周期がグチャグチャになりまして・・・。

2ヶ月なかったり、2ヶ月続いたり、大量出血したり。さすがにマズイと思って婦人科に行ったら・・・

女性ホルモン(エストロゲン)の分泌異常による「子宮内膜増殖症」と診断されました。

後日、子宮内膜全面掻爬(そうは)という処置を受けました。

治療目的だったので、医療保険がおりた記憶があります。

子宮内膜増殖症は子宮体ガンになりやすいので、私は毎年子宮ガン検診(頸ガン・体ガン両方)を受けています。今の所は問題ありません。

 

しかしこの治療を受けても、生理不順自体がなくなるわけではないのです。私はどうやら、女性ホルモン(卵胞ホルモンのエストロゲンと黄体ホルモンのプロゲステロン)が出たり出なかったりしているようですね。

子供は2人と決めていたので、わざわざ薬を飲んでまで治療する必要があるのか聞いてみたら、エストロゲンが不足すると骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になりやすいんですって。

骨粗鬆症とは、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり骨折しやすくなる病気です。

それは困るわ。だからやっぱり治療しないといけないそうです。

 

生理不順の治療方法として「低用量ピル」が使用されます。

ピルといえば避妊薬のイメージがあると思いますが治療薬でもあります。ピルを飲むと軽い妊娠状態となって脳が排卵をストップするように指示するために妊娠しないのだそうです。(100%ではありません)

 

ピルを同じ時間に毎日3週間飲むと、その後約1週間生理が来ます。

これを毎月繰り返して、約1年間ピルを飲み続けました。これで脳に「生理周期」を思い出してもらうのです。

でも私はピルを飲むとつわりのような吐き気と眠気とだるさという副作用が出るのです。軽い妊娠状態なのです。過去のブログを見るとよくめまいでダウンしていたのですが、このせいでもあります。

それにピルには血栓症のリスクがあるので、定期的に血液検査でチェックしなければなりません。

そして診察料が毎回7000~8000円かかるんです。3ヶ月に1回。

 

これで生理不順が治れば決して費用は高くなかったんですけど、私の脳はちょっとポンコツでして、ピルをやめてしばらくするとまた生理不順に陥ってしまうのです。

一体いつまで続くのやら・・・と思っていたら、先生からこんな提案をいただきました。

ミレーナは子宮内黄体ホルモン放出システム(IUS)という避妊薬です。

ミレーナは子宮内膜に作用し、内膜が厚くならないために卵子が着床できないのだそうです。

 

避妊薬ですが、ピルと同様に病気の治療にも使用されます。

なかなか衝撃のビジュアルですよね。ミレーナ。

取り出す時は、ヒモを引っ張るらしいよ!超アナログww!

ミレーナは一度装着すれば、最長5年間にわたり効果が持続します。

これ以上妊娠を希望しない方・次の出産まで期間をあけたい方・長期にわたり避妊を望む方・月経量が多く貧血で悩まされている方・経口避妊薬などのホルモン薬の飲み忘れが心配な方に適した治療方法です。

※冊子の右側には適さない方について書かれてあります。

注意が必要な方もいます。

勘違いしている方も多いのですが、ピルもミレーナも生理が無くなる薬ではありません。

そして薬ですから、完全に副作用がないわけでもありません。

 

それでも5年間毎日ピルを飲む必要がなくなるというのですから、私はぜひやってみたいと思いました。

そして先週、婦人科にてミレーナをお願いしてきたんです。

治療なので麻酔などはなく、5~10分くらいで終わりました。治療目的なので保険適用となり、費用は診察代込みで11000円くらいでした。※婦人科によって値段は違います。

ちなみに避妊目的の場合は、保険適用にならないようです。

ミレーナを入れてすぐはちょっと心臓がバクバクしたり(喘息薬のホクナリンテープを貼ったときのような動悸)、腰がチクチクと痛かった気がします。

でも3日で慣れました。1週間たった今、もう違和感などはないです。

来年になったら多分入れたの忘れてると思う・・・。

5年後の私。2019年2月7日だよ~~~!

 

<あとがき>

今回の記事は、ピルやミレーナでの治療を推奨するものではありません。

治療方法は主治医の先生とよく話合って決めてくださいね。

わざわざブログで婦人科の病気の治療のことを詳しく描く人も少ないと思ったので、誰かの治療経験の一つとして気軽にご覧いただければ幸いです。

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