いまはネットで簡単にいろんなことが調べられますが、私が子供の頃は本や辞書をひいて調べていました。多分その頃からすでに今の片鱗があったと思います。
ことわざ「同じ穴の狢(むじな)」の「むじな」ってなんぞや?
中学生の頃、辞書で調べてみたんです。
辞書には「むじなは、アナグマのこと」とありました。
「そうか、むじなはアナグマなのか~」と思っていたのですが、もう一度ネットで調べたら「アナグマ・タヌキ・ハクビシンなどを区別することなくまとめて指したもの」でした。
ああ、そういうことだったのね!納得です。
当時調べたことでも情報が不十分で、改めて調べると新しい発見がありますね。とても気持ちが良いです(*^▽^*)
むじな、知ってました?
なんでこんなことを書くかというと…
「むじなへん」なんて、むじなを知らないとなんのこっちゃじゃないか~。
Wikipediaの「むじなへん」に詳しく書いてありました。
興味がある方だけ読んでください(*^^*)
「豸」字は『説文解字』によると長い背骨をもち、くねくねと動く獣であり、獲物をねらって殺そうとしている形に象るという。古文字を見ると、大きな口を長い身体の上に置いた形である。また『爾雅』釈蟲によれば、ムシのうち脚があるものが「蟲」、脚の無いものが「豸」であるという。このため「蟲豸」でムシを総称した。また「獬豸」(かいち)という伝説上の善悪を裁く神獣の簡称であり、古代の司法官がかぶった冠を「豸冠」と呼んだ。
偏旁の意符としては猛獣に関することを示す。左側の偏の位置に置かれ、左右構造を構成する。獣を表す「犭」と意味が似て、時に「猫」と「貓」、「狸」と「貍」のように異体字を作るが、「豸」は獣の中でも鋭い爪をもっていたり攻撃性が高いことを示している。
豸部はこのような意符を構成要素にもつ漢字を収める。また「貌」字のように声符の「豹」の省略形によって作られた字も収めている。
この獬豸(かいち)という神獣は、麒麟に似ているんだそうです(*^^*)
虫は昆虫(蟲)だけでなく、這って進む動物全般を表すって言ってましたもんね。
脚があるものが「蟲」、ないものが「豸」、「蟲豸(ちゅうち)」でムシを総称するんだって。
前の勉強と繋がってて面白い。
漢検2級には「貌(ボウ)」が出てきます。美貌とか容貌で使います。
むじなへんが出てきたら思い出してください(*^▽^*)/