10月の終わりにりーちゃんが言いました。
喉が痛いと言うのです。ええ、困りました。風邪をひいてもらっては困るのです。
なぜなら、HPVワクチン接種の3回目があるから。
HPVワクチンに関してはこちらを読んでいただければ、だいたい分かると思います。
ガーダシル(四価)は1回目から2ヶ月後に2回目を、そして1回目から6ヶ月後に3回目を接種しなければなりません。
その3回目が10月末だったのですが、他のウイルスと戦っている最中にHPVワクチンを接種することはできません。
というわけで、りーちゃんの喉の痛みがひくのを待っていたんです。
家族総出ですよww
りーちゃんが選んだ日がきーくんの三者面談の日でした。中学校の授業はお昼までで、生徒は一旦帰宅するんです。
こんな感じで、昨日はワチャワチャしてました。
そして無事にりーちゃんを拾って、予防接種をしてくれる内科へ。
母の手を握る高校1年生の娘ww かわいい。
その後、様態の急変がないかしばらく様子を見て帰路につきました。
というわけで・・・
いや~!終わりました。1回目から約半年、長かった~!
今の所、心配な副反応も特になく元気に過ごしています。
HPVワクチンで心配なのがやはり重篤な副反応だと思います。厚生労働省が行った追跡調査の結果によるとこのように出ています。
・死亡は3名(原因は自殺・心室頻拍・骨肉腫でワクチンとの因果関係なし)
・974+323+253=1550人は回復もしくは軽快
・186人は回復せず
副反応が回復しなかった方の全体に占める割合は186人/3380000人×100=0.005%
つまり10万人中5人だそうです。
そして、子宮頸がんは年間で10000人が発症し、3000人が死亡する病気です。
・こちらのサイトには子宮頸がんのことがわかりやすく書かれてあります。
国立がん研究センター
・そしてこちらのサイトには子宮頸がんになってしまってからの治療方針がわかりやすく書かれてあります。
新百合ヶ丘総合病院
子宮頸がんは早期発見が重要ですが、早期の段階では自覚症状がないことがあります。
自覚症状がないのに子宮がん検診に行くでしょうか?実際、日本の子宮頸がん検診率は20%程度と他の国に比べてもかなり低いのが現状です。(以前の記事にデータがあります。)
ステージⅠAの1期という初期のがんでも、治療方法は円錐切除術や単純全摘出術という外科手術です。がんがもっと進行してから見つかった場合は、広汎全摘出術、放射線治療、抗がん剤治療になります。
これから結婚して子供を・・・と考えていた矢先に、子宮を失うかもしれません。
だからHPVワクチンで子宮頸がんのリスクが減らせるのなら、やっておきたいと思ったのです。
HPVワクチンを打っても、効果は100%ではありません。なぜなら高リスクHPVは15種類ほど存在しますが、サーバリクスはそのうちの2種類、ガーダシルは4種類にしか効果がないからです。
しかしその2種類が子宮頸がんの原因の7~8割を占めています。
※ガーダシル(四価)のもう2種類は尖圭(せんけい)コンジローマを予防するものです。
ガーダシル(九価)は9種類に効果がありますが、無償化の対象ではないので自費となります。
HPVワクチンの副反応が怖いのは私達も同じです。もちろんです。
副反応が怖いからHPVワクチンを接種しないという意見の方も多いでしょう。それも分かります。
今回記事にしたのは、HPVワクチンを接種したいけど周りにやった人が誰もいないから・・・と躊躇されている方に参考にして欲しいと思ったからです。
HPVワクチンの無償期間は小学6年生~高校1年生までです。
3回接種で、1回目から3回目までには半年かかります。最低でも高校1年生の9月までには1回目を終わらせないといけません。これを逃すと1回16000円(病院によって異なります。)の自費接種となります。
HPVワクチンのこと、家族でしっかり話合って決めてくださいね。